MODO DRUMをご紹介します!IK初のフィジカル・モデリングを採用したドラム音源ソフトウェアであるMODO DRUMは、フィジカル・モデリングならではの有機的なサウンド、スライドなど従来の音源が苦手とする演奏表現への対応により「新しいベース音源の定番」となったMODO BASS同様、ヘッド、シェル、スティック、ビーターの種別、サイズ、共鳴、部屋鳴りなど豊富なカスタマイズ選択肢と生々しいサウンドにより、新しい「ドラム音源の定番」となることでしょう。
まったく新しい、フィジカル・モデリング・ドラム音源
MODO DRUMは、録音されたサンプルを再生するだけの音源ではありません。モーダル・シンセシス・テクノロジーを採用したMODO DRUMでは、物理モデルに基づきリアルタイムにサウンドがシンセシスされます。根幹となる物理モデルは、ガリレオ・ガリレイ、ダンテなどが教授を努めたことで有名なパドヴァ大学(1222年創立)と、ギター・アンプ、ヴィンテージ・アウト・ボードなどのモデリングで技術を蓄積したIK Multimedia(1996年創立)の協業により、11年の歳月をかけて開発されました。MODO DRUMの開発では、ヘッド、シェル、スティック、ビーターの種別、直径、深さにはじまり、共振、共鳴、左右のスティックが叩く位置、ばらつきの範囲からキックの奏法まで、あらゆる要素とその相互作用が解析、モデリングされています。上品な音に偏りがちなフィジカル・モデリング音源が多いなか、太く音楽的なサウンドが話題となったMODO BASS同様、MODO DRUMも、官能性を大切にするイタリアのIK Multimediaらしく、有機的で、生々しいサウンドに仕上がっています。
10種類のドラム・キットをもとに、無限の選択肢を
MODO DRUMのMODEL画面では、10種類のドラム・キットをお選びいただけます。1960年代の有名バンドを彷彿とさせるキット、ジャズ向けのキット、メタルのために生まれたかのようなキット、ブビンガ材によるキット、グランジ・ファンにはたまらないキット、ジョン・ボーナムがライブで使ったことで有名なキット、1980年台の多くの名盤で使われたバーチ材シェルのキット、メイプル材シェルによるアメリカのハンド・ビルド・キットなど、見た目からサウンドが想像できそうなキットを選ぶと、それぞれに最適なミックス、ルームも含めたプリセットがロードされます。主要なキット・ピース、シンバル、タンバリン、カウベル、クラップは、GM配列にマッピングされています。しかしMODO DRUMは、プリセットのキットをロードしたら、それで終わりという音源ではありません。各キット・ピースを選んでELEMENT画面を開くと、ドラマー、ドラム・テクニシャンが、求めるサウンドに応じてピースを組み、チューニングするように、各エレメントを選択、調整することができます。各エレメントの設定およびエレメントを組み合わせたキットは、プリセットとして保存可能です。
- ヘッド:種別、ボリューム、チューニング、ダンピング
- シェル:種別、直径、深さ
- アンビエント・マイク:ルーム、オーバーヘッド
- スネアのみ:スナッピー種別、テンション、タム共振、共鳴
- キックのみ:タム共振、スネア共振
シンバルにはサンプル音源が使われていますが、チューニング(サイズ)、ダンピング(サスティン量)を調整できます。
ドラムだけでなく、ドラマーのふるまいまで再現可能
MODO DRUMでは、ドラム・キットだけでなく、それを叩くドラマーのふるまい、持ち込み機材まで設定可能です。スネア、タムなどの各エレメントにて、左右それぞれのスティックが叩く位置、範囲も指定可能なので、叩く位置のばらつきが大きくリラックスしたプレイ、ほぼ同じ位置を叩く正確なプレイなど、求めるフィールに応じて使い分けることができます。スティックも、左右それぞれにてティアドロップ型(ナイロン/ウッド)、チップレスの選択、ボリュームを設定できます。キックのフットペダルでは、ビーターの材質(フェルト/プラスティック/木)を選べる他、奏法(ヒール・アップ/ヒール・ダウン)も選択可能です。同音連打時に毎回異なるサウンドで演奏するラウンド・ロビンも設定できるので、マシンガンのようなサウンドを避け、人間的なプレイをお楽しみいただけます。
即戦力となる、1,400種類のグルーヴも用意
MODO DRUMを、鍵盤、パッドで演奏する楽しさは格別ですが、パターンにあわせて曲のスケッチを作りたい時、練習したい時もあるでしょう。MODO DRUMには、1,400種類ものグルーブが内蔵されているので、ドラマーとセッションする感覚でお使いいただけます。グルーブはジャンル(ロック、ポップ、ブルーズなど)、長さ(小節数)、拍子でフィルター、選択可能です。各グルーブはMODO BASS内でトリガーするだけでなく、DAWのMIDIトラックにドラッグ&ドロップすれば、自由に編集可能です。グルーブには、イントロ、バース、コーラス、フィル、エンディングなどのバリエーションも用意されているので、MIDIトラックに並べるだけでベーシックなドラム・トラックを構築していただけます。
価格と購入方法
MODO DRUMのダウンロード版は2019年8月にリリース予定です。IKオンライン・ストアおよびbeatcloud.jpでは、本日よりプリオーダー特価にてご注文いただけます。Crossgrade版は、€99.99以上のIK Multimedia製品登録ユーザーの方がご購入いただけます。
MODO DRUMプリオーダー特価
- IK Online Store:€299.99
- beatcloud.jpストア:35,630円(税込)
MODO DRUM Crossgradeプリオーダー特価
- IK Online Store:€199.99*
* MODO BASSの登録ユーザーには€50.00の割引が適用され、€149.99にてご注文いただけます。
- beatcloud.jpストア:23,750円(税込)
通常価格(2019年8月リリース後)
- MODO DRUM :€399.99 / beatcloud.jp 47,510円(税込)
- MODO DRUM Crossgrade :€299.99 / beatcloud.jp 35,630円(税込)
MODO DRUMについて、さらに詳しくはこちらから
備考:
- 対象となるMODO BASSは有償製品版のみです。「Supercharge Your Workstationプロモーション」、「UNO Synth Double Up(倍返し)プロモーション」等、無償で提供されたMODO BASSは対象となりませんので、あらかじめご了承ください。
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